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  • 執筆者の写真研究員 田中久生

歯磨き剤の基本成分

私達が日常的に使っている歯磨剤の基本成分を紹介します。


・清掃基剤

リン酸水素カルシウム/無水ケイ酸/炭酸カルシウム

いわゆる研磨粒子です。

無水ケイ酸が研磨剤としての力が強く、炭カルはいまいちです。


・発泡剤

ラウリル硫酸ナトリウム

界面活性剤(あわ泡成分)


・湿潤剤

グリセリン

ソルビトール

多少の甘味があるソルビトールが良く用いられる


湿潤剤というか、基剤そのものとして使います。


・増粘剤

キサンタンガム/CMCなど

研磨粒子が沈殿するので、良い感じのとろみをつけるために使います

(チキソトロピー性ってやつです)


・その他甘味料、保存料、着色料、香料など


歯磨き剤も以外と単純ですが、この分野は特許が多いので、安易に侵入すると不法侵入でトラブルになることが多く、オリジナリティのある成分構成でGoするのがベストです。

また、人間と違ってワンちゃん猫ちゃんは、うがいをしてくれないので、

動物用の歯磨き商材=食品と考えた成分構成とする必要があります。

「飲水に入れるだけ」「食べながらケア」「直接歯にぬるだけ」「無味無臭」

様々な観点からの開発が大事になってきます。




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