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TOPジェル

執筆者の写真: 研究員 田中久生研究員 田中久生

トップジェルに求められる特徴は、やはりツヤでしょう。ツヤツヤな表面を得るための成分設計が各ブランドでなされていると思います。ここでは、トップジェル「表面の硬さ」に着目して考えてみたいと思います。トップジェルをネイルアートの上面を覆うコーティング層と捉えると、より「硬い」コーティングの方が、日常生活等でのキズも入りにくく、良好なツヤを維持できるように考えられますが、実際のトップジェル表面層は結構柔らかい硬化表面です。

トップジェル表面は、空気中の酸素による硬化阻害の影響により未重合層が生じますが、未重合層を拭き取った面も表層に近いため、硬化度は完全ではなく柔らかい状態です。柔らかい=キズ付きやすいと思いがちですが、「脆く柔らかい」ではなく、「柔らかいが粘り強くて」キズは付きにくい表面に出来ています。



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